ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は10月2日、豪ジェットスター航空(JST/JQ)とシンガポールのジェットスター・アジア航空(JSA/3K)の3社の航空協定について、国土交通大臣から認可を受けたと発表した。今後、3社で運賃やスケジュール、販売に関するマーケティングなどで協調していく。
対象路線は日本-台湾路線と、日本-フィリピン路線で、グループ内の重複路線に適用する。国交相からの認可を受けると、独占禁止法の適用除外を受けることができ、低価格化やダイヤの調整などを実現できる。
現在の日本発着の台湾路線は台北-関西線が12往復、フィリピン路線はマニラ-関西線が週4往復。どちらもジェットスター・アジア航空が運航している。ジェットスター・ジャパンは運航していない。
今後、両国への乗り入れについてジェットスター・ジャパンは、具体的には決まってないとしながらも、「台湾、フィリピンともに就航予定の候補」と述べるに留めた。
ジェットスター・ジャパンの国際線は、今年2月に関西-香港線、6月に成田-香港線を開始。現在は2路線を運航している。10月25日から開始する冬ダイヤ期間中には、国際線の新規路線を計画。路線数や就航地、スケジュールなどは未定としている。
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