ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は10月1日、機体の命名権を和歌山県中小企業団体中央会が初めて取得したと発表した。同社が機体命名権を広告として、企業や団体に提供するのは初の試み。
ピーチの保有機材エアバスA320型機(180席)のうち、1機を「わかやま紀州館 関西空港店号」(登録番号JA812P)と名付け、1日から31日まで運航。ロゴステッカーを、機体への搭乗と降機に利用する前方左側ドア部分に貼る。同機の機内では、同館を紹介するオリジナルのアナウンスを実施する。
わかやま紀州館は県のアンテナショップ。中小企業団体中央会と連携することで、県の魅力を発信して観光客を誘致し、関西圏の活性化につなげる。関西空港店は空港内の商業施設「エアロプラザ」2階に店舗を構える。
また、一部路線では使用機材に関わらずチラシを配布。関西空港着の仙台、福岡、ソウル(仁川)線の3路線で予定している。チラシをわかやま紀州館 関西空港店へ持参すると、紀州銘菓「かげろう」や、和歌山の紀州南高梅が丸ごと1つ入った「贅沢茶漬け 紀州南高梅添え」など、和歌山の名産品を先着順でプレゼントする。いずれも数量限定。
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ピーチ・アビエーション
わかやま紀州館 関西空港店
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