日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング787型機に搭載している国際線エコノミークラスのシート「スカイワイダーII」が、2015年度のグッドデザイン賞を受賞した。
スカイワイダーIIは、787の新仕様機「スカイスイート787」用のシート。横9席が世界的に主流となっている787のエコノミーの中で、既存機と同じ8席を維持。シート幅をプレエコ並みの約48センチ(19インチ)、シートピッチを現行の約79センチ(31インチ)より約5センチ広い約84センチ(33インチ)とすることで、快適性を訴求していく。足もとも機内エンターテインメントシステム(IFE)機器のボックスがなくなり、広くなった。
個人モニターは10.6インチで、全席にパソコン用電源とUSB端子を備える。タッチパネルの操作性を向上したことで、スカイスイート777にあったリモコンは廃止となった。シートメーカーは、ゾディアック・シート・US。
グッドデザイン賞受賞の評価ポイントとして、エコノミークラスで前後5センチ広くなった点が評価されたという。
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