全日本空輸(ANA/NH)とトヨタ自動車(7203)が展開する高級車ブランド「レクサス」は、10月1日から国際線ファーストクラスの乗客向けに、羽田空港内でレクサス車を使った国内線と国際線の乗り継ぎサービスを始める。国内では初めて。
羽田空港でANAが運航する国内線と国際線を乗り継ぐ、国際線ファーストクラスの乗客が対象。第2ターミナルと国際線ターミナル間を、レクサスの最上級セダン「LS600h バージョンL」か、最上級SUV「LX570」で送迎する。車種の指定は出来ない。
11月からは、LSの内装をANAのブランドカラーである青と白で仕立てた「エスケープ・ジャーニー」仕様車を用意する。
ANAのファーストクラスは、欧米の長距離路線を中心に設定。機材はボーイング777-300ER型機で、座席数は8席となる。
LS600hはハイブリッド車で、5.0リッターのV型8気筒DOHCエンジンと高出力モーターを搭載し、システム最高出力は327kW(445PS)を発揮する。税込価格は1286万8000円。一方、LX570は5.6リッターV型8気筒DOHCエンジンで、1100万円。
海外では、デルタ航空(DAL/DL)がポルシェを、ユナイテッド航空(UAL/UA)がメルセデス・ベンツを使用するなど、欧米の大手を中心に空港内送迎サービスを提供する航空会社が増えている。
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・デルタ航空、ポルシェで空港内送迎 JFKなど米国内で(13年11月21日)
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