全日本空輸(ANA/NH)は11月5日から、伊丹空港の国内線ラウンジを、同社マイレージサービスの最上級会員向け「ANAスイートラウンジ」としてリニューアルオープンする。ワインやビールのほか、パンやスープなど軽食も提供する。
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スイートラウンジは、マイレージサービスの最上位「ダイヤモンド」会員か、累計搭乗マイル数が200万マイル以上の乗客などが利用できる。国内線では、羽田空港と那覇空港に続く3番目の開設となる。
南ターミナル2階に新設。席数は106席で、リラクゼーションコーナーなどを設ける。3階は条件を満たした一般会員向け「ANAラウンジ」として、従来通り利用できる。
軽食ではパンやスープに加えて、日本に初めてベルギーワッフルを紹介したマネケンの一番人気「プレーンワッフル」を用意。空港内の店舗で焼いたものを提供する。
また、9月30日からはダイヤモンド会員向けのサービス強化として、空席待ちの優先順位が最も高い「種別S」に改定。ダイヤモンド会員のみ最初にサービスを受けられるよう、優遇する。ANA便を一番利用しているダイヤモンド会員を優遇することで、差別化を進める。
ANAは、2カ所目となる那覇空港のスイートラウンジを2014年12月15日に新設。今後は要望の多い新千歳空港や福岡空港にも設ける。ターミナルビルの改装などに合わせて開設し、幹線空港のダイヤモンド会員向けサービスを強化する。
競合の日本航空(JAL/JL、9201)も、国内線ラウンジの刷新を進めており、新千歳空港には、2016年夏に国内線最上級ラウンジ「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」を、羽田空港に次ぐ2カ所目として新設する。
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