フィンエアー(FIN/AY)は2016年夏ダイヤから、欧州内路線の強化を図る。4路線をヘルシンキから新規開設するほか、これまでチャーター便で運航していたギリシア路線など8路線を定期便で運航。アジアからヘルシンキ空港での乗り継ぎ需要を喚起する。
新規に開設するのは、エディンバラ(英・スコットランド)とビルン(デンマーク)、プーラ(クロアチア)、スバールバル(ノルウェー)の各線。ギリシアのプレベザとザキントス島、スキアトス島、サントリーニ島、レスボス島のミティリーニ、イタリアのリミニとベローナ、ブルガリアのバルナの8路線は、これまでのチャーター便から、定期便運航に切り替える。
エディンバラ便は現地時間4月18日から週3往復を運航。季節便で開設する。ビルン便は4月4日から1日1往復の運航を開始する。プーラ便は6月20日から8月12日まで、週2往復を運航し、スバールバル便は6月1日から8月27日まで、週3往復を運航する。
スバールバルは北極海に位置する諸島で、北極とノルウェー本土の間にある。世界最北の空港で、フィンランド航空は航空会社として初めて、国際定期便を開設する。
新規路線や定期便化のほか、既存路線も増便。スプリト(クロアチア)やマルタ、テルアビブ(イスラエル)、フランスのビアリッツとニースで予定している。
2016年の夏ダイヤは、3月27日から10月29日まで。
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