成田国際空港会社(NAA)は9月9日、航跡情報をインターネットで公開すると発表した。航空管制レーダーの情報を活用するもので、成田空港周辺を飛行する航空機の便名や飛行位置などを閲覧できる。9月16日午後2時から公開する。
NAAが運営する環境情報サイト「成田空港環境こみゅにてぃ」で公開する。前日に成田を発着した機体の情報を、成田を中心に東40キロ、西25キロ、南40キロ、北45キロの範囲で表示する。表示高度は出発機が1万フィート(約3000メートル)未満、到着機が8000フィート(約2400メートル)未満。VIP搭乗機や国の航空機などは表示しない。
閲覧画面では、航跡を1時間単位で表示。クリックすると、便名や機種名、発着空港を表示する。使用する滑走路や出発便、到着便を色別表示する。アニメーション動画でも表示し、早送り・逆再生機能などを実装。航空機の騒音レベルも掲載する。
航跡情報はこれまで、周辺の地域センターなどで公開していた。
成田空港環境こみゅにてぃは、空港周辺の環境関連情報を掲載。今年3月には空港周辺の騒音や大気質、水質の調査結果の公開に特化した構成にリニューアルした。
成田から40キロ東には銚子市、45キロ西には八千代市、45キロ北には茨城空港、40キロ南には一宮町がある。
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成田空港環境こみゅにてぃ(NAA)