全日本空輸(ANA/NH)は9月8日から、空港で搭乗時に発行される用紙名を変更した。
乗客自身が予約時に手続きすることで、空港でのチェックインを省略する「スキップサービス」を利用する場合、従来は保安検査場で2次元コード(QRコード)を読み取り機にかざすと「搭乗券」が発行されていた。これを「ご搭乗案内」に改めた。名称以外に変更はない。
空港でカウンターや自動チェックイン機によるチェックイン時は、これまでは「eチケットお客様控」または「搭乗案内書」発行。8日からは「搭乗券」に変更した。空港でチェックインした場合、従来は保安検査場で搭乗券を発行していたが、変更に伴い用紙は発行しなくなった。
ANAによると、スキップを導入した2006年当時は乗客が搭乗時に迷わないよう、随所で用紙を発行するようにしていたという。しかし、利用が増えたことで乗客が受け取る用紙が多いことに対し、わかりづらいとの声が寄せられるようになった。これを受け、2013年12月3日から、国内線の搭乗口で用紙発行を廃止。空港チェックイン時の保安検査場での搭乗券発行も、今回の変更で取り止めることになった。
日本航空(JAL/JL、9201)も、空港で搭乗券を発券した場合は、保安検査場での用紙発行は行っていない。
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全日本空輸
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【お知らせ】
4段落目後半と5段落目をYahoo!ニュース配信記事と表現を揃えました。(2015年9月8日 15:11 JST)