羽田空港国際線ターミナルを運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)は9月7日、ターミナル内のトイレが内閣官房の「日本トイレ大賞」で国土交通大臣賞を受賞したと発表した。
利便性や清掃品質の向上などが評価された。
一般トイレは、スーツケースを持ったまま利用できるスペースを確保。すべてのトイレに多機能トイレを併設し、障がい者や高齢の利用客に配慮している。車いすの利用者にも配慮した作りにした。
清掃や維持管理には品質評価システムを導入。汚れの多い部分を分析している。
日本トイレ大賞は「内閣官房すべての女性が輝く社会づくり推進室」が募集。「世界に誇れる」「子連れでも利用しやすい」など、優れたトイレを表彰する。商業施設や公共施設、オフィスなどを対象にした「空間部門」と、災害用トイレの改善やトイレマップの整備、途上国などでのトイレ設置などを対象にした「活動部門」を選出する。
日本トイレ大賞の国土交通大臣賞は、成田空港内のギャラリー型トイレ「GALLERY TOTO」も受賞している。
TIATは誰にでも使い勝手がいい「ユニバーサルデザイン」をコンセプトに取り入れている。搭乗橋(PBB)には段差のないものを採用し、フライトインフォメーションを表示する画面は視認性の高い書体「UDフォント」で表示している。ターミナル1階には、盲導犬や介助犬などの補助犬専用のトイレを国内で初導入している。
関連リンク
東京国際空港ターミナル
・成田空港のギャラリー型トイレ、日本トイレ大賞 内閣官房選出(15年9月5日)