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日本航空（JAL/JL、9201）は8月31日、羽田空港を発着する中国路線を、冬ダイヤが始まる10月25日から拡大すると発表した。上海の浦東空港と広州へ就航し、北京線を増便する。路線拡充により、羽田を発着するJALの上海線と北京線は1日2往復ずつ、広州線は1日1往復となる。一方、成田発着便は運休や減便を実施する。
冬ダイヤから羽田発着の中国路線を拡大するJAL＝15年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
現在、JALの羽田発着の中国路線は、上海（虹橋）線と北京線が1日1往復ずつ。今年5月に日本と中国の航空当局間で、羽田空港の昼間時間帯乗り入れに合意したことで、既存の北京と上海に加えて、広州へ乗り入れられるようになった。
新設の羽田－上海（浦東）線と広州線は1日1往復ずつで、機材はボーイング767-300ER型機。上海線は、新仕様機「SKY SUITE 767（スカイスイート767）」を使用する。座席数は、上海線が199席（ビジネス24席、エコノミー175席）、広州線が227席（ビジネス30席、エコノミー197席）となる。北京線は767-300ERで1日1往復増便し、既存のJL021/022便（787-8）と合わせて1日2往復となる。
運航スケジュールは、上海線は上海行きJL085便が羽田を午後2時40分に出発し、上海へは午後5時10分着。羽田行きJL086便は上海を午後6時35分に出発し、午後10時20分に羽田へ到着する。広州線は広州行きJL087便が羽田を午前8時50分に出発し、広州へは午後1時5分着。羽田行きJL088便は広州を午後2時50分に出発し、午後7時45分に羽田へ到着する。
増便分の北京線は、北京行きJL025便が羽田を午後5時20分に出発し、北京へは午後8時30分着。羽田行きJL020便は北京を午前8時25分に出発し、午後0時45分に羽田へ到着する。
また、上海（浦東）線では中国東方航空（CES/MU）と、広州線は中国南方航空（CSN/CZ）とコードシェアを新たに実施。コードシェア便を含めると、上海線は両空港合わせて1日5往復、広州線は1日3往復になる。開始時期は上海（浦東）線が10月25日から、広州線は2015年度下期中を予定している。
羽田の新路線開設に伴い、10月25日から成田－広州線（1日1往復）は運休、成田－北京線は1日2往復を1往復へ減便する。
日本政府観光局（JNTO）によると、日本から中国への訪問者数は、2012年が351万8153人、2013年が287万7533人、2014年が271万7600人。中国からの訪日者数は2012年が142万5100人、2013年が131万4437人、2014年が240万9158人。
運航スケジュール
羽田－上海（浦東）線
JL085 羽田（14:40）→上海（17:10）
JL086 上海（18:35）→羽田（22:20）
* 10月25日運航開始
羽田－広州線
JL087 羽田（08:50）→広州（13:05）
JL088 広州（14:50）→羽田（19:45）
* 10月25日運航開始
羽田－北京線（増便分）
JL025 羽田（17:20）→北京（20:30）
JL020 北京（08:25）→羽田（12:45）
* JL025便は10月25日、JL020便は26日運航開始
羽田－上海（虹橋）線（既存路線）
JL081 羽田（09:15）→上海（11:45）
JL082 上海（13:05）→羽田（16:45）
* ボーイング777-200ERで運航
羽田－北京線（既存路線）
JL021 羽田（09:10）→北京（12:20）
JL022 北京（16:40）→羽田（21:00）
* ボーイング787-8で運航
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