エアライン, 機体, 解説・コラム — 2015年8月23日 09:25 JST

なぜ全席禁煙でトイレに灰皿? 連載・CREW WORLDのアテンションプリーズ!!(18)

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 Aviation Wireをご覧の皆さま、こんにちは! 客室乗務員(CA)経験者専用の情報共有サイト「CREW WORLD」です。

 前回は、「もしも機内で体調を崩したら? 機内で発生しやすい症状と対策」と題し、特殊な機内環境で発生しやすい症状と、その対策についてご紹介しました(関連記事)。

 季節は8月半ばを過ぎ、お盆休みも終わりましたね。皆さんの中には飛行機を利用し、夏休みを満喫した! という方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 その際、機内で不思議に思ったことはありませんでしたか?「どうして飛行機のトイレには灰皿があるのだろう?」と。

飛行機内禁煙化の背景

トイレでタバコを吸えば厳罰を受ける=15年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 1992年、タバコの副流煙による健康被害と機内火災の予防を目的に、国際民間航空機関(ICAO)が飛行機の禁煙化を勧告しました。

 日本では1992年から、厚生労働省が5月31日の世界禁煙デーから1週間を禁煙週間として呼びかけています。国内の各航空会社では、禁煙ブームが後押しする形で機内禁煙化が始まりました。現在、国内の航空会社では、コックピットを含む全席が禁煙となっています。

 では、「なぜ、未だに機内のトイレには灰皿があるのか」「灰皿があるとタバコを


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