新関西国際空港会社は7月31日、2期島に建設中の低コスト航空会社(LCC)専用ターミナルを10月28日に開業すると発表した。駐機場は9スポットで搭乗橋はなく、搭乗ゲートから航空機までは徒歩で移動する。(ターミナル公開時の内観はこちら)
専用ターミナルの正式名称は第2ターミナルビル。従来からあるターミナルは第1ターミナルビルとして区別する。延床面積は約3万平方メートルで、一部を除き平屋建て。駐機場は9スポットのうち国際線用が2、国際国内共用が3、国内線用が4となっている。また、出発到着ロビーは自然光や照明のLED化を行い、環境にも配慮した。
空港施設使用料は、国際線は従来のターミナルより4割安い1500円。国内線は出発時400円、到着時350円とした。支払いは乗客が航空券購入時に航空運賃とともに支払う。
深夜早朝便にも対応する商業施設も併設し、着陸料収入だけではなくテナント収入も確保する。店舗数は飲食店やコンビニ、免税店など17店舗で、ほかにATMなども設ける。専用ターミナルはピーチ・アビエーション(APJ)が使用するが、商業施設にも物販店「ピーチ・ショップ」を出店する予定。
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