全日本空輸(ANA/NH)などが加盟する航空連合のスターアライアンスは、世界一周運賃(RTF)の対象にプレミアムエコノミークラスを7月29日から加えた。
今回の新運賃が予約できる航空会社はANAのほか、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)、エア・カナダ(ACA/AC)、中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)、ニュージーランド航空(ANZ/NZ)、エバー航空(EVA/BR)、LOTポーランド航空(LOT/LO)、スカンジナビア航空(SAS/SK)、シンガポール航空(SIA/SQ)、タイ国際航空(THA/TG)、ターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)の11社。
旅程には、11社以外のスターアライアンス加盟社を含めることが可能だが、プレエコの設定がないフライトは、エコノミーでの利用になる。
運賃は利用者が組む旅程により異なる。このため、搭乗する距離の合計マイルに応じて、2万9000マイル、3万4000マイル、3万9000マイルの3種類の運賃を設定している。スターアライアンスでは、地球の赤道外周を測定すると約2万4900マイルになることを、参考として挙げている。
同じ旅程を搭乗する航空会社ごとに片道航空券で購入するよりも、割安になるという。2歳から11歳の子供運賃は適用される大人運賃の75%、座席を必要としない2歳未満の幼児は同10%となる。
旅程は各運賃の最大マイル数以内で自由に組めるが、旅行を始める国と帰着する国は同じとなる。1つの大陸内でジグザグに旅行する経路が許可される場合もあるが、一般的には東回りか西回りの同方向の渡航としている。また、太平洋と大西洋を各1回横断する。
旅程全体を通して少なくとも3都市で、24時間以上の滞在による途中降機が必要。最高5回から15回の途中降機ができる。
プレエコの設定により、スターアライアンスの世界一周運賃は17種類に増えた。ファーストクラスによる渡航が3種類、ビジネスクラスが4種類、プレエコが3種類、エコノミークラスが7種類となった。
スターアライアンス加盟社では、従来はプレエコの設定がなかったルフトハンザやシンガポール航空が、このところ新たに同クラスを追加している。ルフトハンザは2014年11月から導入を始め、シンガポール航空は今年8月から投入する。
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Star Alliance Round the World Fare
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