日本航空(JAL/JL、9201)が7月30日に発表した2015年4-6月期(第1四半期)連結決算は、純利益が同期では過去最高となる326億1000万円(前年同期比2.2倍)となった。また、営業利益と経常利益も、4-6月期としては過去最高を記録。旺盛な訪日需要や原油価格の下落が奏功した。
売上高は前年同期比1.6%増の3120億3500万円、営業利益は94.6%増の362億4400万円、経常利益は2.3倍の392億3000万円で増収増益。売上高は2010年1月の経営破綻前と比べて事業規模を縮小しているため、過去最高にはならなかった。
営業費用は4.4%減の2757億円で、燃油費が18.6%減の599億円に抑えられたことなどが影響。営業利益率は11.6%(5.6ポイント上昇)となった。
—記事の概要—
・中国・東南アジア好調
・777は国内用3機退役
・16年3月期見通しは据置
中国・東南アジア好調
国際線の旅客収入は2.1%増の1094億円。中国や東南アジアからの旺盛なインバウンド(訪日)需要により、旅客数は8.8%増の200万7000人と増加した。ロードファクター(座席利用率、L/F)は77.9%(4.6ポイント上昇)で、旅客単価は燃油サーチャージの引き下げに伴い、6.2%減の5万4539円となった。
JALの斉藤典和専務は、「円安や
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