エアライン, 業績, 解説・コラム — 2015年6月23日 19:06 JST

ピーチ、15年3月期は2期連続黒字 累損解消視野に

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 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)が6月23日に発表した2015年3月期通期決算(非連結)は、純利益が前期(14年3月期)比2.1%増の10億6800万円で、就航3年で黒字化した前期から2期連続で黒字達成となった。

 売上高は21.4%増の371億4100万円、営業利益が42.7%増の28億6500万円、経常利益が6.7%減の15億9600万円で、営業利益率は7.7%だった。有償旅客数は21.0%増の363万人、有償旅客の平均搭乗率は2.2ポイント上昇し85.9%となった。

—記事の概要—
国際線6割が外国人
累損の今期解消視野に
21号機以降は自社保有も

国際線6割が外国人

15年3月期決算を説明する岡村統括本部長(右)と遠藤部長=6月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 機長不足により、昨年夏に2000便以上の計画減便が発生。30億円の減収、12億円の減益となったが、2期連続で増収増益を達成。2014年3月末時点の運航規模は、機材はエアバスA320型機(180席)が14機、路線は国内線12路線、国際線7路線だった。

 売上高のうち、約8割の308億円が旅客運賃収入で、残りが付帯収入。運賃収入のうち、国内線が175億円、国際線が133億円となった。国際線収入のうち、海外販売は約6割だった。

 国際線の利用者数は前期比で約3割増加し、外国人旅客の比率は約6割まで上昇した。外国人の割合が日本人を上回っている状況について、遠藤哲総合企画部長は、「国際線の利用者は日本人も増えているが、伸び率は相対的に外国人が顕著。円安が影響しているかもしれないが、事業としてさほど大きなインパクトがある状況にはない」と説明した。

累損の今期解消視野に

3年前の就航から5期目で累積損失解消を目指すピーチ=12年3月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 営業費用は、外貨建ての機材賃借費が円安の影響を受けて上昇したものの、路線数拡大に応じた採算性向上につながったとしている。一方、費用全体の3分の1を占める燃料費については、


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