関西空港-大阪駅前のリムジンバスを運行する関西空港交通(泉佐野市)と大阪空港交通(池田市)、阪神バス(兵庫・尼崎市)の3社は7月1日から、同路線を増便し24時間運行とする。LCCの増便などによる利便性向上を図るもので、国内空港のアクセス24時間化は初めて。
関空発の場合、午後11時台から翌日午前6時台までは1時間あたり1本を運行する。午前7時台は2本、午前8時台から午後10時台までは3本となる。
関空第1ターミナル発午後11時45分、午前0時45分、午前1時45分に出発する3便を15分遅発の毎時0分発とする。午前3時と午前4時発の2便を新設する。このうち、新設する2便は第1ターミナルを起点とし、第2ターミナルには立ち寄らない。運行便数は現在の1日53便から55便となる。第1ターミナル着便も4便で時間を変更し、2便を増便。運行便数は1日54便から56便となる。
なんば(OCAT)発便も1便増便する。新設便はなんばを午前5時15分に出発し、第1ターミナルには午前6時3分に、第2ターミナルには午前6時14分に到着する。現行便よりも25分早発着となる。運行会社は関西空港交通と日本交通(大阪市)。
羽田空港の場合、4月1日から既存の公共交通機関が運行していない時間帯でのバス運行を開始。羽田発の最終が午前1時台、羽田着の始発が午前3時から4時台で、アクセス24時間化には至っていない。
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