エンブラエルは6月15日から始まるパリ航空ショーに、開発中の小型旅客機「E2シリーズ」の客室モックアップを出展する。
E2シリーズ(70席から130席クラス)はE190やE195など現行機の第2世代機。メーカー標準の座席数はシートピッチが31インチの場合、E190-E2が1クラス仕様で106席、2クラス仕様で97席、E195-E2で1クラス132席、2クラス118席。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー社製PW1900Gを搭載する。初号機の納入は2019年の見込み。
5月現在のE2シリーズ全体の受注残は、確定発注分が242機、オプションと追加購入権は348機となっている。
今回で51回目となるパリ航空ショーは、パリ郊外のル・ブルジェで15日から21日まで開かれる。航空ショーとしては、偶数年開催の英国ファンボロー航空ショーと並び、世界最大規模を誇る。
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Embraer
Paris Air Show
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