エアライン, ボーイング, 機体 — 2015年5月23日 10:31 JST

初のネット対応737新造機、露トランスアエロに納入 衛星アンテナ装備

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 ボーイングは現地時間5月22日、ロシアのトランスアエロ航空(TSO/UN)に737-800型機の同社向け初号機を引き渡したと発表した。新塗装が施された同機は、モスクワのドモジェドボ国際空港に到着した。

衛星回線用アンテナを装備するトランスアエロ航空の737-800初号機(ボーイング提供)

 後部胴体には、Kuバンドの衛星回線によるインターネット接続サービス用のアンテナシステムを設置。新造機で同システムを装備して完成した機体は、737ファミリーでは同機が最初となった。Kuバンドの回線では、ウェブサイトの閲覧やメールの送受信が出来る。

 ボーイングでは、新造時からアンテナを設置することで、機体受領後に後付けすると生じる機会損失を防ぐことが出来るとしている。

 TSOは1993年、ロシアで最初にボーイング機を導入した同国2番目の規模の航空会社。1991年の設立で、737や747、767、777を運航している。

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