日本航空(JAL/JL、9201)は、機内販売でウルトラマンのフィギュアを扱い始めた。5-6月の国内線用商品で数量限定。75日前まで購入できる早期割引運賃「ウルトラ先得」の販促も見込む。
全長は約25センチで、ヒーローものや怪獣のフィギュアを手掛けるエクスプラス社製。JALのシンボルカラーである赤と白をまとった。通常は色を塗って再現する目やカラータイマーの部分には透明素材を使用し、背面は役者がスーツを着用する際に使うファスナー部分も再現した。
スーツのしわや、着用した役者の筋肉の付き方まで再現したのも特徴。ブーツも一般的なフィギュアではウルトラマンの足を表現するのに対して、役者が着用した状態でリアルさを追求した。
台座はJALのロゴ入りで、パッケージはフィギュアを外に出さなくても鑑賞できるよう、扉を開けると中身が見える構造になっている。価格は1万円で、JALカード利用時は1000円割り引く。
製品を企画した、JAL客室品質企画部機内販売グループの岩見麻里マネジャーは、ウルトラマンが親と子、孫の三世代に愛されるキャラクターで知名度が高いことや、同社の利用者で多くを占める40代から50代の男性向け製品の拡充として準備したという。
また、JALとウルトラマンは共に「飛ぶ」という共通点があり、カラーリングが近いことから、「2つを合体させたオリジナルのウルトラマンを制作し、空を飛ばしたい」と考えた。
岩見さんは「このウルトラマンが幼少の記憶や夢を思い起こすきっかけになってほしい」という。