ベルヘリコプター、カナダ沿岸警備隊から412EPIを7機受注

　ベルヘリコプター・テキストロンは、カナダの公共事業・政府サービス省から同国の沿岸警備隊向けに中型ヘリコプターBell 412EPIを7機受注したとこのほど発表した。海上の治安維持や漁業保護などに使用される。

Bell 412EPI（同社提供）

　契約は総額約1.55億カナダドル。沿岸警備隊の機体更新計画の中で選定された。初号機の引き渡しは2016年6月を予定しており、その後は3カ月に1機のペースで納入される計画となっている。

　412に関する新たな契約は、2014年5月に発表されたカナダ沿岸警備隊への15機のBell 429受注に次ぐもの。この429については、初号機を3月下旬に引き渡している。

　412EPIは、2013年3月に導入されたモデルで、412EPの派生型。完全統合型グラスコックピットを採用しており、により、重要な飛行情報を一目で把握できる。システムは計器飛行方式（IFR）、カテゴリーAおよびJAROPS3に準拠した運航に最適化されているという。

　コックピットには、高解像度デジタル地図や航海用電子地図、アプローチ プレート、ADS-Bトランスポンダー、オプションとしてHTAWSおよびXM衛生リンクの搭載が可能。最新型の412EPIは、プラット＆ホイットニー製のエンジンPT6T-9を採用し、標準型の412と比べて軸馬力を15％向上させている。

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Bell Helicopter

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