エアバスは現地時間7月11日、香港を拠点とするリース会社中國飛機租賃有限公司(CALC: China Aircraft Leasing Company)とA320ファミリーを36機発注する覚書(MoU)を締結したと発表した。このうち8機がA321で、リース先の運航会社はシャークレットを装備するオプションを選択可能。
CALCはA320を5機、A321を5機、A330を1機の計11機のエアバス機を保有している。今後、A330が3機とA320が5機の計8機が引き渡される予定。今回の発注分を合わせると、同社保有のエアバス機は50機以上に増える。
既存のウイングチップ・フェンスに替わるシャークレットは、A320ファミリー新造機のオプションとして提供され、燃料消費を最大3.5%削減し、年間で1機あたりの二酸化炭素(CO2)排出量を約700トン減らす効果が見込まれる。また、機体の性能向上にもつながる。