日本航空(JAL/JL、9201)は4月23日、2014年12月に発表した大学生向けのパイロット奨学給付金制度について、公益財団法人日本国際教育支援協会(JEES)の奨学金事業への寄付により「日本の翼 育英奨学金」として設立したと発表した。5月上旬から受給者の募集を始める。
対象は指定する国内の私立大学のパイロット養成課程に在籍し、要件を満たす学生。各年度で最大30人を受給者に選ぶ。1人あたり500万円を訓練段階に応じて、3回に分けて支給する。第1回は受給決定時で100万円、その後事業用操縦士の単発と多発の課程修了時に200万円ずつ支給される。
募集は指定大学で5月上旬から開始。希望者は所属する大学に問い合わせて、JEESに応募する。応募書類の提出は6月末まで。奨学金に返還義務はなく、JALグループの選考とも無関係で、入社義務もない。
JALでは2014年4月から、チームワークを重視し、訓練期間を短縮できる新方式を、新たに訓練過程に入るパイロット訓練生を対象に導入。10月には、航空機のフルフライト・シミュレーター(FFS)や訓練プログラムを提供する大手企業、カナダのCAEとパイロットの訓練を手掛ける合弁会社の設立で合意している。
関連リンク
日本航空
日本国際教育支援協会
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