七夕の7月7日夜、全日本空輸(ANA)は「七夕フライト」を羽田発札幌行きANA77便で行った。出発前には搭乗ゲート前でANAグループ社員がフルートとヴァイオリンによる三重奏で「星に願いを」など3曲を演奏した。
搭乗手続き開始後は浴衣を着た空港地上係員らが乗客を出迎え、ボーイング777型機の整備士の七夕光雄(たなばた・みつお)さんらが見送る中、乗客186人と乗員11人を乗せた777-200型機(登録番号JA711A、スターアライアンス塗装機)は午後7時8分に羽田空港を出発した。
77便の機内では7番目と77番目にチェックインした乗客に記念品の「787就航記念オリジナル切手」を手渡した。プレミアムクラスの乗客には七夕の笹飾りにちなみパンダ柄のポッキーが用意され、乗客全員にクッキーが配られた。パンダ柄のポッキーは非売品で、ANAの中国路線でイベント時に用意しているもの。
笹飾りが飾り付けられた機内では、オリジナル短冊が配られた。願い事が書かれた短冊は客室乗務員が預かり、栃木県の織姫神社へ奉納する予定。
搭乗ゲート前で演奏を行ったのは通称「羽田オーケストラ」と呼ばれるANA社員で構成する社内クラブのメンバー3人。昨年の七夕でも演奏を行い、今年4月から正式なクラブとなった。現在は20人ほどがヴァイオリンやフルート、クラリネット、コルネット、シンセサイザー、パーカッションなどでアンサンブルを行っているという。
今回の演奏は、崔竜さん(Vln)と林結子さん(Fl)、丸山由佳さん(Fl)の3人がヴァイオリンとフルートの三重奏で出発前の乗客を楽しませた。
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