ブリュッセル航空、「タンタン」のA320　サメマリンと空へ

　エアバスはこのほど、ブリュッセル航空（BEL/SN）A320型機の特別塗装機「ラッカム」が仏トゥールーズのブラニャック国際空港に到着したと発表した。ベルギーのマンガ『タンタンの冒険』のキャラクター、潜水艦のサメマリン（Shark Submarine）をモチーフにしたもので、2019年まで運航する。

ブラニャック空港に到着したブリュッセル航空のA320特別塗装機「ラッカム」＝15年3月 PHOTO: A. Doumenjou, Master Films/Airbus

　BELが拠点とするブリュッセル空港でのお披露目後、現地時間3月16日に到着した。機体塗装アーティストのAndre Eiseleさんが塗装。チェコ東部・オストラバで合計1500時間を費やし完成させた。

　BELのA320は168席。6機を保有している。

　『タンタンの冒険』は主人公の少年ルポライター、タンタンが白い犬の相棒「スノーウィ」と一緒に世界中を駆け巡り、事件を解決する物語。サメマリンは天才科学者・ビーカー教授（Professeur Tournesol）が『レッド・ラッカムの宝』の作中で発明した。

　ベルギーの漫画家、エルジェ（1907-1983）の作品。1929年、新聞に掲載した『タンタン ソビエトへ』が人気となり、『タンタンのコンゴ探検』『レッド・ラッカムの宝』など、全24話を発表した。現在は100カ国の言語に翻訳されている。

『タンタンの冒険』のサメマリンがモチーフ＝15年3月 PHOTO: A. Doumenjou, Master Films/Airbus

笑っているようにも見えるサメマリン＝15年3月 PHOTO: A. Doumenjou, Master Films/Airbus

コックピットで『レッド・ラッカムの宝』を読む＝15年3月 PHOTO: A. Doumenjou, Master Films/Airbus

「ラッカム」は2019年まで運航＝15年3月 PHOTO: P.Pigeyre, Master Films/Airbus

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