航空機内装品大手のジャムコ(7408)は3月16日、23日から東京証券取引所市場第1部銘柄に指定されると発表した。
ジャムコは1955年9月設立。当時の社名は伊藤忠航空整備で、1988年に現在の社名になった。同年11月に株式を店頭公開し、1998年12月に東証2部へ上場した。
現在主力の内装品事業は、1970年8月に全日本空輸(ANA/NH)からボーイング727-200型機向けと737向けギャレー(厨房設備)とインサートを受注したのを皮切りに、ラバトリー(化粧室)は767や747-400、717、777、787、旧マクドネル・ダグラス(現ボーイング)MD-80、MD-90、MD-11で採用されてきた。2014年4月に航空機用シート事業への本格参入を表明し、同年9月には777X向けラバトリーを新規受注した。
ジャムコでは、内装品事業を軸に、航空機器製造や航空機整備事業と併せて、航空機総合企業を目指すとしている。
関連リンク
ジャムコ
・ジャムコ、A380向けストリンガー初出荷(15年2月18日)
・ジャムコ、15年3月期上方修正 14年4-12月期純利益は2.54倍(15年2月9日)
・ジャムコ鈴木社長「整備は航空会社の視点」次世代内装品は全社体制(14年10月24日)
・ジャムコ、777X用ラバトリー独占受注 787向けも契約更新(14年9月5日)
・ジャムコ、シート売上100億円目指す 品質と納期で欧米勢に攻勢(14年5月16日)