東日本大震災の発生から4年となる3月11日、仙台空港では震災発生時刻の午後2時46分に乗客や職員らが1分間の黙祷を捧げた。
仙台空港では、2011年7月25日から国内定期便が、同年9月25日からは国際定期便が再開。現在、国内線は全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)、スカイマーク(SKY/BC)、エア・ドゥ(ADO/HD)、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)、アイベックスエアラインズ(IBX/FW)の6社が乗り入れ、国際線はアシアナ航空(AAR/OZ)とユナイテッド航空(UAL/UA)、中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)、エバー航空(EVA/BR)、ハワイアン航空(HAL/HA)の5社が就航している。
国土交通省では同空港の民営化を進めており、8月に運営権者を選定し、2016年3月の民営化を予定している。
また、国内線を運航する6社のうち、APJは2017年夏までに国際線就航も視野に入れて拠点化を計画。一方、2013年4月に就航し、利用の低迷が続くスカイマーク(SKY/BC)は、3月29日から札幌線と福岡線が運休することから、残る神戸線の撤退を検討する。
同空港ではあす12日、宮城県登米市出身で『AKIRA』などの作品が海外で高い評価を得ている漫画家、大友克洋氏が原画・監修した壁画「金華童子風神雷神ヲ従エテ波濤ヲ越ユルノ図」の除幕式が、ターミナル1階で開かれる。
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仙台空港
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