エアバスは現地時間2月27日、A320ファミリー(系列)の生産レートについて、現在の月産42機を2017年1-3月期(第1四半期)から50機に引き上げると発表した。市場の需要増加に対応する。
A320や長胴型のA321などのA320ファミリーは、これまでに1万1500機以上の受注を獲得。317社以上の顧客に6400機以上が引き渡されている。2014年2月にも、2016年4-6月期までに月産46機へ引き上げると発表していた。
一方でA330は、新型エンジンを搭載するA330neoへ生産を移行するため、2016年1-3月期から月産6機に引き下げる。すでにA330の生産レートは同様の理由で2015年10-12月期に、2013年以来続いてきた月産10機から9機に引き下げている。
・エアバス、A330を月産9機に減産へ A330neo準備で生産調整(14年10月17日)
・エアバス、A320系列を月産46機へ 16年第2四半期までに(14年2月27日)