成田国際空港会社(NAA)は2月26日、新たにジェットスター航空(JST/JQ)とチェジュ航空(JJA/7C)がLCC(低コスト航空会社)用ターミナル「第3旅客ターミナル」を使用すると発表した。同ターミナルは4月8日の開業に向けて工事が進んでおり、計5社が乗り入れることになる。
JSTとJJAは現在、第2ターミナルで運航している。これまでに、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)とバニラエア(VNL/JW)、春秋航空日本(SJO/IJ)の3社が第3ターミナルへの乗り入れを表明している。
JSTはケアンズとゴールドコースト、メルボルンの豪州3都市に、JJAはソウルに就航。第3ターミナルからは札幌や関西、那覇など国内12都市、海外7都市に就航することになる。
第3ターミナル延床面積は約6万6000平方メートルで、保安検査場や国際線用のCIQ(税関・出入国管理・検疫)を備える本館と、国内線が発着するサテライト、両館を結ぶ連絡橋で構成される。年間利用者数は初年度が500万人、その後は750万人を想定している。
本館とサテライト部分合わせて9機を駐機でき、飛行機への搭乗と降機には搭乗橋(PBB)を使用せず、乗客は徒歩で移動する。
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成田国際空港
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