全日本空輸(ANA/NH)をはじめとするANAグループでは、3月から5月までの3カ月間、機内や空港ラウンジで福島、大阪、鳥取の各府県の特産品を提供する。日本各地の名産品などを紹介する「テイスト オブ ジャパン バイ ANA(Tastes of JAPAN by ANA)」の一環。
国際線ビジネスクラスでは、鳥取をテーマにした「郷土料理 鳥取」を提供。カニの身にカニミソを加え玉子でとじた「紅ずわい蟹甲羅焼き」に、大きな油揚げに米と野菜を詰めてダシで炊きあげた、県西部・弓ヶ浜半島の名物料理「いただき」を添えた。
羽田空港と成田空港の各国際線ラウンジでは、福島のモモ「あかつき」を使用したワインゼリーや、大阪の温州みかんソースを使用したシブースト、大阪南部・泉州の名産品「水なす」を使用したピクルスなどを提供。ワインゼリーには若いモモを使用。種まで食べられるようにした。福島・南会津特産のトマトに黒酢をブレンドした「南郷トマト酢」を使用した食べる野菜スープも用意。羽田のみで提供する。
羽田国際線ラウンジ内「DINING h」では、大阪・貝塚名産「木積たけのこ」を使用したステーキや、福島県産黒毛和牛のフィレ肉を使用したステーキセットを用意。タケノコは4月、牛ステーキは5月に提供する。
貝塚の木積地区で収穫されるタケノコを分厚くカット。醤油ベースで甘辛く味付けた。
また、各府県の日本酒を空港ラウンジに用意。羽田国際線では福島、成田と関西の各国際線では大阪、羽田国内線では鳥取の日本酒を用意。羽田ではそれぞれ12銘柄ずつ、成田と関西では14銘柄を準備する。
「テイスト オブ ジャパン バイ ANA」は、2013年9月にスタートしたプロジェクト。食や酒、スイーツ、文化などをテーマに3カ月間、3つの都道府県をピックアップして特集する。約4年ですべての都道府県を網羅する予定。2014年12月から今年2月までは山形、香川、山口の各県を紹介した。
関連リンク
Tastes of JAPAN by ANA
・ANA、国際線ビジネスで長州どりのソテー 12-15年2月特産品紹介(14年11月20日)