ボーイングはこのほど、中国の奥凱航空(OKA/BK)に同社向け初号機となる737-900ER型機を引き渡したと発表した。中国国内の航空会社が同型機を受領するのは初めて。
OKAの737-900ERは1クラス編成200席を設定。内装にはLED照明など787と同等のものを取り入れた「ボーイング・スカイ・インテリア」を採用した。
中国初の民間航空会社として北京で設立したOKAは、天津や西安などを拠点に国内外に100以上の路線を運航。現在、13機の737-800と737-300貨物型1機を保有している。737-900ERを8機のほか、737-800を4機、737 MAXを6機発注済み。
737-900ERは737-800と比較し、座席数を31席多く設定。2014年12月末現在、デルタ航空(DAL/DL)やユナイテッド航空(UAL/UA)などに計287機を引き渡している。アジアでは大韓航空(KAL/KE)やインドネシアのLCC(低コスト航空会社)ライオン・エア(LNI/JT)などが導入している。
関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン
奥凱航空
・ボーイング、奥凱航空から6機の737 MAX 8受注 737-800は4機(14年7月15日)
・ボーイング、アラスカ航空から737-900ERを10機追加受注(14年10月7日)
・ボーイング、737 MAX 8に200席仕様 LCC向け(14年7月15日)