バニラエア、成田－高雄就航　初便搭乗率70.6％

　バニラエア（VNL/JW）は2月1日、成田－高雄線を1日1往復のデイリーで開設した。成田空港では就航記念イベントを70J搭乗口で開催。オペレーション本部長の北原宏常務取締役らが参加した。高雄への運航は台北（桃園）に続く台湾2都市目で、VNLが1つの国・地域で複数都市に就航するのは初めて。

「海鮮料理などを楽しんで」とあいさつする北原常務＝2月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　JW121便は午前11時45分に成田を出発、午後3時20分に高雄に到着する。JW122便は午後4時に高雄を出発、成田着は午後8時25分。

　初便の高雄行きJW121便は定刻より2分早発の午前11時43分、乗客127人（うち乳幼児3人）と乗員6人（運航乗務員2人、客室乗務員4人）を乗せて成田を出発。搭乗率は70.6％だった。機材はエアバスA320型機の新造5号機（登録番号JA05VA、180席）が使用され、乗客には搭乗証明証が北原常務らから配られた。高雄発初便となるJW122便の予約率は98.3％、177人となっている。

　就航イベントには、仏トゥールーズに出張中の石井知祥社長に代わり、北原常務が出席。北原常務は、VNLにとって4カ所目の国際線就航地となる高雄での楽しみ方について、「海鮮料理や夜市（ナイトマーケット）、近くにあるゴルフ場でのプレーなどで楽しんで」とアドバイスを送った。

　初便に搭乗した日本人男性は「初便を利用するために、高雄での用事を無理に作った」と、就航を心待ちにした様子だった。

　VNLによると、初便の利用客は台湾の「緑のパスポート」が3割程度。2月中の同路線の予約率は80％程度で推移しているという。

高雄の番傘で利用客を出迎えるバニラエアの係員＝2月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

搭乗客に初便利用証明書を手渡す北原常務＝2月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

搭乗客に初便利用証明書を手渡すバニラエアの地上係員＝2月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

初便には127人が搭乗＝2月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

運航スケジュール
2月1日から3月28日
JW121 成田（11:45）→高雄（15:20）運航日：毎日
JW122 高雄（16:00）→成田（20:25）運航日：毎日

3月29日から6月30日
JW121 成田（10:25）→高雄（13:35）運航日：月火木金土日
JW121 成田（10:10）→高雄（13:20）運航日：水
JW122 高雄（14:15）→成田（18:50）運航日：月火木金土日
JW122 高雄（14:00）→成田（18:35）運航日：水

7月1日から9月30日
JW121 成田（10:25）→高雄（13:20）運航日：毎日
JW122 高雄（14:00）→成田（18:45）運航日：毎日

10月1日から24日
JW121 成田（10:10）→高雄（13:35）運航日：月火木金土日
JW121 成田（10:00）→高雄（13:20）運航日：水
JW122 高雄（14:15）→成田（18:45）運航日：月火木金土日
JW122 高雄（14:00）→成田（18:30）運航日：水

関連リンク
バニラ・エア

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