日本航空(JAL/JL、9201)は1月27日、国際線航空券の空港カウンターなどでの発券手数料を値上げすると発表した。4月1日から適用し、手数料がかからない自社ウェブサイトでの手続きへの移行を促す。
対象となるのは、国内にある空港などのカウンターと予約センターで、新手数料はいずれも5400円(税込)。これまでカウンターは4320円(同)、予約センターは2160円(同)だった。同社ウェブサイトでの購入は従来と同様、手数料はかからない。
新手数料は、カウンターや予約センターでの国際線航空券の発券のほか、運賃の増減や経路変更などによる再発券時にかかる。
競合の全日本空輸(ANA/NH)も、カウンターや予約センターなど係員による国際線航空券の発券時は、5400円(税込)が必要。一方、自社ウェブサイトでの購入は手数料不要となっている。ANAでは、発券手数料を2011年10月から5250円(税込)に値上げし、2014年4月の消費税増税で現在の額になった。
JALでは国際線の特典航空券も、カウンターと予約センターでの発券については、4月1日から新たに2160円(税込)の発券手数料を設ける。ANAも同額が必要だが、両社とも自社ウェブサイトでの発券は手数料不要。
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日本航空
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