エアバスが世界中の大学生を対象に、未来の航空輸送を描く斬新なアイデアを募集するコンテスト「Fly Your Ideas」の第2ラウンド(2次予選)に、東京大学と早稲田大学のチームが進出する。
同コンテストの第1ラウンドには、90カ国から518チーム、2146名が出場。日本の大学からは12チームが参加し、東京大学の「Birdport」チームと早稲田大学の「Our BOSS」チームのアイデアが選ばれた。第2ラウンドには、8人の学生が挑む。審査はエアバスの技術者や専門家ら50人以上によって行われた。
第2ラウンドには、48カ国413人の学生で構成される100チームが進出。エアバスでは、革新的なアイデアが生まれる重要な要素として、多様性を位置づけており、100チームのうち71%が国籍や性別、専攻学科の異なる学生で構成され、約半数が男女混合チームとなる。
進出チームの45%がアジア太平洋地域、35%が欧州、15%が米国のチームとなった。第2ラウンドでは、各チームにエアバスの専門家らがつき、100日間で航空業界の規制を考慮しながら、アイデアを発展させる。
100チームの中から5チームが選ばれ、2015年5月に予定されている最終ラウンドで、アイデアを発表する。最優秀チームには賞金3万ユーロ(約424万円)が、2位のチームには1万5000ユーロが贈呈される。
同コンテストは、世界中の大学生を対象に開催。若者たちの想像力を伸ばし、航空輸送の常識を打ち破るアイデアの創出が狙い。2年おきに開催しており、今回で4回目。
関連リンク
Fly Your Ideas(Airbus)
・エアバス、大学生から航空輸送のアイデア募集 第4回「Fly Your Ideas」(14年6月19日)
・エアバス「Fly Your Ideas」コンテスト、最終審査に臨む5チーム決定(13年5月15日)