エアバスは現地時間12月22日、A350 XWBの初号機(登録番号A7-ALA)をカタール航空(QTR/QR)に引き渡したと発表した。QTRは2015年1月から、ドーハ-フランクフルト線に投入。世界初の商業運航をスタートさせる。
QTRはA350のローンチカスタマーで、A350-900を43機、A350-1000を37機の計80機を発注済み。初号機は10月2日にロールアウトし、同月16日には初飛行に成功した。
座席数は、ビジネスクラスが1-2-1配列で36席、エコノミークラスが3-3-3配列で247席。ビジネスクラスはフルフラットシートで、個人モニターは17インチのものを採用した。エコノミークラスのシートピッチは32インチで、座席幅18インチのシートを導入している。個人モニターは10.6インチとなる。
QTRはA350のほか、エアバス機ではA320とA319LR、A321、A330の旅客型と貨物型、A340、A380を運航している。
エアバスのファブリス・ブレジエ社長兼CEO(最高経営責任者)は、「A350 XWB初号機の引き渡しは、エアバスと航空史上において大きな躍進を意味するものだ」とコメントした。
A350は3機種で構成。座席数はメーカー標準仕様で短胴型のA350-800が276席、A350-900が315席、A350-1000が369席で、エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載する。11月19日には、アジア歴訪ツアーの一環として、羽田に初飛来した。
A350は11月末現在、41顧客から778機を受注。日本では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。
運航スケジュール
QR067 ドーハ(07:40)→フランクフルト(12:30)
QR068 フランクフルト(15:25)→ドーハ(23:25)
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