企業, 官公庁 — 2014年12月18日 10:48 JST

国交省のYS-11、223万円で落札 「来年飛ばしたい」

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 国土交通省航空局(JCAB)が保有する日本航空機製造YS-11型機の売却先が12月17日、大阪府八尾市の航空部品販売会社エアロラボ・インターナショナルに決まった。入札が同日行われ、予定価格20万2684円に対して223万200円(税込)で落札した。

航空局のYS-11=10年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 落札されたのはJCABが保有していた6機のうち、最後の1機となった機体(YS-11A、登録番号JA8709)と、ギアボックスなどの部品171点。入札には同社のほか、日本エアサービス(税別入札価格110万円)と下総産業(同53万円)の計3社が参加した。

 今回落札された機体は、2009年と2010年にも入札が行われたものの、応募がなかった。

 エアロラボでは、「来年早々には飛べる状態に戻したい」と話している。保管場所については、現在機体が置かれている羽田空港などを検討していくという。

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aero lab
国土交通省

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3段落目の内容を加筆しました。(2014年12月18日 11:19 JST)