全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)、スカイマーク(SKY/BC、9204)など航空各社は12月12日、年末年始の予約状況を発表した。対象期間は12月19日から2015年1月4日までの17日間。国際線の予約率はANAとJAL、LCC(低コスト航空会社)ともに8割超えの一方、ANAとJALの国内線は6割を下回った。LCCは座席提供数は前年を大きく上回り、予約数も概ね上回った。
出発のピークは各社異なるが、概ね国際線と国内線ともに12月27日、帰りは1月4日となった。
ANA
ANAの予約数は国際線が前年比22.1%増の38万3936人で、国内線は0.2%減の188万3218人。提供座席数は国際線が13.3%増の47万7677席で、国内線は1.9%減の327万285席となった。
予約率は国際線が5.8ポイント増の80.4%、国内線は1.0ポイント増の57.6%となっている。国際線はハワイの予約率が90%を超えている。欧州の予約数は前年比37.3%増となった。また、国内線は北海道と沖縄の予約率が60%を超えている。
ANAによると、羽田発着の国際線ではホノルル線やロサンゼルス線、バンクーバー線の予約率が9割を超えて好調。羽田便と成田便があるパリ線はいずれも8割近く、羽田と成田に大差はないという。また、海外発需要が好調で、日本発についても円安の影響は見られないと分析している。
期間中のピークは、国際線は下りが26日(94.7%)と27日(96.5%)、28日(93.2%)、上りは20日(93.4%)と3日(94.2%)、4日(95.7%)、国内線は下りが31日(84.8%)、上りは4日(95.1%)となった。
JAL
JALグループの予約数は国際線が10.2%増の43万2024人で、国内線は1.5%減の134万4662人。提供座席数は国際線が6.6%増の51万3332席、国内線は横ばいの227万8682席となった。
予約率は国際線が2.8ポイント増の84.2%、国内線は0.9ポイント減の59.0%となっている。国際線ではグアム線の予約率が90%を超え、新シートを導入した東南アジア線も89.1%と好調。また、国内線は関西、中国、四国方面の予約率が前年比で約3ポイント上回っている。
JALによると、羽田発着の国際線ではバンコク線とシンガポール線の予約率が9割を超えて好調。成田発着では、バンコクやクアラルンプール、香港、シドニーの各線の予約率が9割を超えた。JALも海外発の需要が伸びており、日本発需要も円安影響はほとんどないとの見方を示している。
期間中のピークは、国際線は下りが26日(94.9%)と27日(97.1%)、4日(95.3%)、上りは19日(95.5%)と20日(96.2%)3日、4日(ともに95.3%)、国内線は下りが27日(79.7%)と29日(78.2%)、上りは3日(84.6%)と4日(89.1%)となった。
SKY
SKYの予約数は前年比37.5%増の27万9147人、提供座席数は
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