ロサンゼルスを拠点とする航空機リース会社エアリース・コーポレーション(ALC)は現地時間12月3日、カナダのLCC(低コスト航空会社)、サンウィング・エアラインズ(SWG/WG)とボーイング737-800型機2機と737 MAX 8を4機、長期リース契約で合意したと発表した。2016年から2020年までに引き渡す。
SWGは現在、21機以上の737-800(189席)を導入。うち、6機がALCからのリースで、737 MAX 8の導入決定は初めて。
737 MAX 8の座席数は最大189席(1クラス仕様)で、日本国内で多くの航空会社に採用されている737-800の後継機。CFMインターナショナル製の新型エンジン「LEAP-1B」を搭載し、燃費を14%以上改善するとしている。ローンチカスタマーのサウスウエスト航空(SWA/WN)への初号機引き渡しは、2017年7-9月期(第3四半期)を計画している。
SWGは2005年に運航を開始。トロントを拠点に、カナダ国内や米国、カリブ海諸国に就航。欧州へはリスボン、ポルト、パリ、ローマ、アムステルダム、ロンドン、ダブリンに就航している。
関連リンク
Air Lease Corporation
Sunwing Airlines
・ライアンエア、737 MAX 200を100機正式発注(14年12月1日)
・SMBCアビエーションキャピタル、737 MAX 8を80機発注 LCC仕様も選択可(14年11月10日)
・ボーイング、英モナークから30機の737 MAX 8受注(14年11月1日)
・ボーイング、昆明航空から10機発注コミットメント獲得 737 MAXなど(14年10月24日)
・ボーイング、737 MAX初の部品製造を開始(14年10月14日)
・ボーイング、ALCから737 MAX 8と777-300ER受注(14年7月16日)