デルタ航空(DAL/DL)は12月1日、成田空港に整備用ハンガー(格納庫)をオープンした。DALが米国以外で専用ハンガーの契約を締結するのと、米国の航空会社による成田でのハンガー保有は、ともに初めて。
「成田テクニカルオペレーションセンター」は広さ1万3000平方メートル。ボーイング747-400型機や777、767、757、エアバスA330型機など、太平洋路線に投入する長距離路線用の機材の定期整備作業を実施する。同時にこれまで空港内複数に分散していたオフィスの一部を移転し、効率化を図る。
成田ではDALの整備部門、デルタ・テックオプス(Delta TechOps)の整備専門スタッフ100人以上を配置。DALや他航空会社の機体整備を請け負う。
同センターはA滑走路そば、日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)のハンガーの間。成田国際空港会社(NAA)とDALは4月、ハンガーの複数年リース契約を発表。10月1日から使用を開始していた。
・成田空港とデルタ航空、格納庫の複数年リース合意 747など整備(14年4月24日)
・デルタ航空、シアトルから米国内5路線 15年5月以降(14年11月22日)
・デルタ航空、A350とA330neoを25機ずつ発注 747など後継(14年11月21日)
・デルタ航空の747、17年までに退役へ(14年10月21日)
・デルタ航空、航空博物館を新装オープン(14年6月21日)