日本航空(JAL/JL、9201)が12月1日から成田-フランクフルト線に就航させるボーイング787-8型機の国際線新仕様機「スカイスイート787」の初号機(登録番号JA837J)が11月26日夜、成田空港の801番スポットに到着した。(機内の写真はこちら)
同機はJL8101便として、米シアトルのペインフィールド空港を現地時間25日午後4時13分に出発し、同38分に離陸。成田には26日午後7時18分に着陸し、同36分に着いた。
ビジネスクラスは2-2-2の1列6席で、全席通路アクセス可能なフルフラットシートを導入。新たにプレミアムエコノミークラスを設定し、従来のビジネスとエコノミーによる2クラス構成を、3クラスに刷新する。
プレエコのシートは2-3-2の1列7席で、主な機能やデザインは777-300ERの国際線新仕様機「スカイスイート777」と同じ。エコノミークラスは新シート「スカイワイダーII」を投入。787のエコノミーは1列9席が世界的に主流だが、既存機と同じ8席を維持することで、他社と快適性で差別化を図る。
座席数はプレミアムエコノミーの設定などに伴い、従来の186席(ビジネス42席、エコノミー144席)から161席(ビジネス38席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー88席)に減少。客単価を底上げすることで、収益を確保する。
ラバトリー(洗面所)には既存の787-8ではビジネスのみだった「ウォシュレット」を、全クラスに装備する。
機内エンターテインメントシステム(IFE)は、既存の「MAGIC-V」を進化させた「MAGIC-VI」を導入。座席モニターに触れた状態で指を滑らせる「スワイプ操作」ができるようになる。
2014年度末からは、無線LANによる機内インターネット接続サービス「スカイWi-Fi」にも対応する。
今回到着した機体は16機目の787-8。同機から10機程度をスカイスイート787仕様で導入する。2015年度から導入する長胴型の787-9も、同じ仕様となる見込み。
JALの国際線新仕様機では、2013年1月就航のスカイスイート777は全13機の777-300ERを、同年12月に就航したスカイスイート767は全9機の767-300ERを改修済み。
スカイスイート787は、12月1日から成田-フランクフルト線(JL407/408便)に、2015年1月1日から成田-ニューヨーク線(JL004/003便)に就航する。。(機内の写真はこちら)
*写真は計9枚(到着の様子はログイン後にご覧いただけます)。
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