機体 — 2014年11月13日 11:55 JST

ホンダジェットのエンジンHF120、出荷開始 今年中にHAIへ生産移管

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 本田技研工業(7267)の米国子会社ホンダ エアロ(HAI)は現地時間11月12日、ターボファンエンジン「HF120」の出荷を開始したと発表した。

出荷を開始したHF120(ホンダ提供)

 同エンジンはホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)が開発中の小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」用のもので、ホンダとゼネラル・エレクトリック(GE)が共同開発。低燃費、耐久性、低騒音、低エミッションで、定格推力2095ポンド。一体型ファンローターやカーボンコンポジット製の軽量なガイドベーンなどの特長がある。

 HAIとGEの折半出資子会社であるGEホンダ エアロエンジンズ(GEホンダ)が2013年12月、FAA(米国連邦航空局)による型式認定を取得している。

 これまでの試験で、計13基のエンジンによる広範囲な飛行試験と地上試験が実施され、1万4000サイクル、9000時間を超える実績を積み重ねてきた。エンジンの組み立てはマサチューセッツ州リンにあるGEの工場で量産を立ち上げ、今年末までにノースカロライナ州バーリントンのHAIの工場へ移管される予定。営業やカスタマーサポートはGEホンダが引き続き実施する。

 HF120を搭載した量産型ホンダジェットは、2010年12月に初飛行に成功。2015年1-3月期にFAAの型式証明(TC)取得を予定している。

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GE Honda Aero Engines
HondaJet

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