マレーシア航空(MAS/MH)は11月7日から、受託手荷物の超過料金を改定する。超過分5キロにつき1ユニットとし、1ユニットごとに料金を設定する。
日本-マレーシア間の場合、従来の115リンギット(約3948円)から145リンギットに改訂する。マレーシア国内線のマレー半島内、ボルネオ島内路線は45リンギットを55リンギットに、クアラルンプール-欧州間では170リンギットを195リンギットにそれぞれ引き上げる。
ゴルフセットなどのスポーツ用品の取り扱いも変更。従来は受託手荷物には含まれなかったスポーツ用品は、受託手荷物としてカウントする。たとえばエコノミーの場合、受託分2個30キロとスポーツ用品1個15キロの計45キロまでを無料で預かっていたが、スポーツ用品を含め30キロまでを無料とする。
MASの無料で預けられる手荷物は158センチ以内のものを2個まで。重量はクラスにより異なり、エコノミーで30キロ、ビジネスで40キロ、ファーストで50キロまでとなっている。機内には7キロ以内で56センチ×36センチ×23センチ以内の荷物を、ファーストとビジネスでは2つまで、エコノミーでは1つのみ機内に持ち込むことができる。
MASの日本路線は、成田-クアラルンプール線を週10往復、関西-クアラルンプール線を週7往復、成田-コタキナバル線を週3往復運航している。
1ユニットあたりの受託手荷物超過料金()内は改定前
日本-マレーシア:145リンギット(115リンギット)
マレーシア半島内、サバ州内、サラワク州内:55リンギット(45リンギット)
マレーシア半島-サバ州、サラワク州:65リンギット(55リンギット)
クアラルンプール-アセアン方面:85リンギット(70リンギット)
クアラルンプール-南アジア、中国方面:125リンギット(100リンギット)
クアラルンプール-北アジア、オセアニア、中東:145リンギット(115リンギット)
クアラルンプール-ヨーロッパ方面:195リンギット(170リンギット)
*1リンギット=約34.33円
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