ボーイングは現地時間10月23日、中国の昆明航空(KNA/KY)から737-700型機4機と737 MAXを6機の発注コミットメントを獲得したと発表した。カタログ価格で8億9700万ドル(約968億3100万円)。
737 MAXシリーズは、737のエンジン換装型で、世界47顧客から2295機の受注を獲得。CFMインターナショナル製の新型エンジン「LEAP-1B」は燃費を向上させ、737NG(次世代型737)と比べ、燃費を14%以上改善する。
ローンチカスタマーのサウスウエスト航空(SWA/WN)への初号機引き渡しは、2017年7-9月期(第3四半期)を計画している。180席仕様(2クラス)の737 MAX 9は2018年、126席仕様(同)の737 MAX 7は2019年に初号機の引き渡しを予定している。
KNAは2005年設立で運航開始は2009年。中国南部・雲南省昆明を拠点に、国内25都市以上に就航している。保有機材は737-800を5機と737-700を10機。関連の航空会社には深セン航空(CSZ/ZH)がある。
関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン
昆明航空
・ALC、昆明航空に737-800新造機2機リース 15年納入(14年10月1日)
・ボーイング、下水油からバイオ燃料 中国COMACと共同研究(14年10月22日)
・ボーイング、737 MAX初の部品製造を開始(14年10月14日)
・ボーイング737、月産52機に 18年増産へ(14年10月3日)
・ボーイング、今後20年の中国新造機需要6020機 アジア全体の45%(14年9月5日)