ボーイングとケニア航空(KQA/KQ)は現地時間10月20日、ケニアのカジアド(Kajiado)に医療品を届けるフライトを実施したと発表した。医療品はボーイングがKQAに引き渡した787-8型機に搭載して実施した。
テキサス州ベイタウンのファーストバプテスト教会と提携して実施したもので、カジアドのアフリカ・インランド・チャーチ・チャイルドケア・センター(Africa Inland Church Childcare Centre、AIC)に診察台などを提供した。AICは脳性マヒなどの子どもたちを支援している。
機体は米国サウスカロライナ州ノースチャールストンの工場を出発、サウスカロライナ州を出発するものとしてはボーイング初の人道支援フライトとなった。KQAにとっても、787で実施する初めての試み。KQAは2013年10月、777-300ERでワシントン州エバレットを出発した人道支援を実施している。
ボーイングの人道支援フライト「ボーイング・ヒューマニタリアン・デリバリー・フライト・プログラム(Boeing Humanitarian Delivery Flights program)」は1992年に開始。50社以上の航空会社と協力し、150便以上で100万ポンド(約45万3592キログラム)以上の救援物資を届けてきた。
KQAは787-8を9機発注済み。5機を受領している。
関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン
Kenya Airways
Africa Inland Church Kenya
・ボーイング、ケニア航空に787初号機納入(14年4月5日)
・ボーイング、ケニア航空に777-300ER初号機納入(13年10月26日)
・ボーイング、サウスカロライナ工場初の787を納入(12年10月6日)
・エアバス、エミレーツ航空に50機目のA380納入 回送便で支援物資(14年7月11日)
・ユナイテッド航空、フィリピン台風被災者を支援(13年11月13日)