ボーイング, 機体 — 2014年10月22日 11:05 JST

ボーイング、777Xの主翼生産拠点着工 エバレットに16年5月完成

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 ボーイングは現地時間10月21日、777Xの複合材主翼の生産拠点を着工したと発表した。ワシントン州エバレットに建設し、2016年5月に完成を予定している。

エバレットで着工した新工場イメージ図(ボーイング提供)

777-9Xのイメージイラスト(ボーイング提供)

 今回建設する新工場の新複合材主翼センターは、エバレット工場の北に位置し、広さは約9万3000平方メートル。10億ドル(約1068億7000万円)以上の建設費用を投資する。同州ピュージェット・サウンド地域で数千人規模の雇用を創出することになる。建設許可が7週間ほど早まったことから、前倒しでの着工となった。

 777Xの生産開始は2017年、初号機の引き渡しは2020年を予定。3クラスの標準座席数は777-8Xが350席、777-9Xが400席、航続距離は777-8Xが9300海里(1万7220キロメートル)以上、777-9Xが8200海里(1万5185キロメートル)以上を計画している。

 日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が、777-9Xを777-300ERの後継機として20機を7月に正式発注した。

工場内部のイメージ(ボーイング提供)

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