全日本空輸(ANA/NH)は10月8日、国内線でWi-Fi機器を使った機内インターネット接続サービス「ANA Wi-Fiサービス」を、2015年度内に開始すると発表した。
対象機材はボーイング787-8型機や787-9、777-200、777-300など、100席以上の機材計100機を予定。羽田-福岡線や札幌線、伊丹線、那覇線など幹線から順次投入する。
サービス提供会社や料金体系は、決まり次第発表するという。日本の国内線では、日本航空(JAL/JL、9201)とスカイマーク(SKY/BC、9204)がサービスを開始済み。
また、3月1日に開始した国際線での同サービス対象機種に、787-8と787-9を追加。これまでは777-300ERを19機、767-300ERを9機の計28機を改修する計画だったが、2015年4月以降に787でも順次サービスを開始する。対象機材は当初計画の28機を含めて約60機となる見通し。
現在ANAが提供している国際線のサービスでは、エアバスなどが出資するオンエア社のシステム「インターネットオンエア」を採用。衛星回線を使用するシステムで、料金は使用するデータ容量により異なり、5MBプランが6米ドル(約650円)、10MBが12米ドル、20MBが24米ドルで、支払い方法はクレジットカードのみ。
一方、国際線用787-8と787-9では、サービス提供会社や料金体系は現時点で未定。国内線と同様、決まり次第発表する。
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