エアバスは現地時間10月2日、A350-900型機のカタール航空(QTR/QR)向け初号機(登録番号A7-ALA)が、塗装を終えてロールアウトしたと発表した。同機は航空会社へ引き渡す最初の機体となる。
ローンチカスタマーであるQTRのA350-900は、年内に引き渡し予定。9月30日にはEASA(欧州航空安全局)から型式証明を取得しており、今後は機内装備や地上試験、飛行試験を実施する。
A350 XWBファミリーは3機種で構成。座席数はメーカー標準の3クラス仕様でA350-800が276席、A350-900が315席、A350-1000が369席。エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載する。
9月末時点で、世界39社から750機の受注を獲得。日本では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。
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