エアバスは現地時間9月25日、A320neoが約2時間半の初飛行に成功したと発表した。
A320neoは、A320の派生型で新型エンジンを搭載。初飛行した機体には米プラット&ホイットニー製PW1100G-JMが搭載され、離陸重量60トンでトゥールーズから飛び立ち、南フランス上空を飛行した。
飛行中はフライト・エンベロープやシステムの動作を検証。データはリアルタイムで地上に送信され、モニターされた。
今後はPW1100G-JMを搭載した機体と、CFMインターナショナル製LEAP-1Aエンジンを載せた機体を計8機を利用して、約3000時間の飛行テストが実施される。
A320neoファミリーの中では、PW1100G-JMを搭載した機体が最初に型式証明を取得し、2015年10月-12月(第4四半期)に初号機がカタール航空(QTR/QR)に引き渡される予定。
A320neoは、A319neo(160座席)とA320neo(189座席)、A321neo(240座席)の3機種で構成。これまでに60社から3200機以上の受注を獲得し、市場占有率は60%となっている。
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Airbus
エアバス・ジャパン
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