全日本空輸(ANA/NH)は9月25日、国土交通省の運輸安全委員会(JTSB)が同社に関連する3件の調査報告書を公表したことを受け、お詫びと再発防止について声明を発表した。
JTSBが25日公表した報告書は、2011年9月6日に那覇発羽田行きNH140便が、和歌山県串本町沖の太平洋上空でほぼ背面飛行状態となり、急降下した件と、2012年12月8日に発生した羽田発庄内行きNH899便のオーバーラン、2013年1月16日に起きた山口宇部発羽田行きNH692便のボーイング787-8型機が高松空港へ緊急着陸し、非常脱出した件の3件。いずれも航空事故につながりかねない「重大インシデント」に認定された。
ANAでは、当該便にご搭乗いただいたお客様、ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを、改めて深くお詫び申し上げます」とのお詫びを発表。JTSBからの報告内容を真摯に受け止め、再発防止に取り組んでいくとした。
・高松のANA787バッテリートラブル、原因特定至らず 運輸安全委(14年9月25日)
・ANA機の背面飛行、スイッチ誤操作の認知遅れと姿勢回復操作に問題 運輸安全委(14年9月25日)
・庄内空港オーバーラン、降雪で制動力低下 運輸安全委(14年9月25日)