9月4日で開港20周年を迎えた関西空港。国際線出国エリアには、ロッテの免税店やファッションブランド店など5店舗がオープンした。開港以来初めてとなる、第1ターミナル大規模改修の第1次開業で、2015年3月末の完成を予定している。
新規出店となったのは、ロッテの免税店「LOTTE DUTY FREE by KAA」とフランスの名門ファッションブランド「クロエ」、イタリアの「エルメネジルド ゼニア」、酒類や雑誌、電化製品など幅広く揃える「和-NAGOMI-」の4店舗。すでに出店していた英国の「バーバリー」は、南側の出国審査場前に新装オープンした。
ロッテの免税店は、韓国ロッテグループが日本に展開する1号店。新関西国際空港会社のグループ会社が運営し、韓国の化粧品やタバコなどを揃える。
クロエとエルメネジルド ゼニア、バーバリーは、これまでソファなどが置かれていたスペースに店舗を新設。カバンやアクセサリー、衣類などを扱う。これらの店舗がオープンしたことで、免税エリアの店舗面積は1.4倍、32店舗になった。
関空には現在、国際線と国内線合わせて69社の航空会社が乗り入れている。2013年度の総旅客数は前年度比8%増の1812万842人で、12年ぶりに1800万人を超えた。今後はコンセッション方式による民間への運営権売却により、関空と伊丹空港は2016年1月から新会社が運営する。
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関西国際空港
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