羽田空港国際線ターミナルに8月28日、運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)が日本の伝統と文化を意識した商業施設を開業した。場所は3月30日に一部が開業した同ターミナルの拡張エリアで、4階の店舗「おこのみ横丁」と多目的ホール「TIATスカイホール」、5階の「お祭り広場」やフライトシミュレーターがオープン。19世紀前半の日本橋を半分の大きさとなる、全長約25.5メートル(14間)、幅約4メートル(2間1尺)で再現した総ひのき造りの「はねだ日本橋」が4階と5階を結ぶ。
和をテーマにした6店舗が出店するお好み横丁=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
19世紀前半の日本橋を半分の大きさとなる「はねだ日本橋」=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
お好み横丁は、和をテーマにした全6店舗が揃う。あんぱんで有名な1869(明治2)年創業の銀座木村屋や、かつお節のにんべんが出店する日本橋だし場、甘味処で1854年(安政元)年創業の浅草梅園、蒲焼きで有名な1893(明治26)年創業のつきじ宮川本廛、つきたて餅を提供する一心堂本舗、いなり寿司や豆乳を提供する根津とうふ屋須田が並ぶ。
梅園以外の店舗はテイクアウトとなるが、お好み横丁周辺にはベンチも置かれている。
お祭り広場はイベントスペースで、地方自治体が名産品を紹介。28日から31日までは、日本一の真珠生産量を誇る愛媛県宇和島市と、甲冑シェア日本一の鹿児島県薩摩川内市が、真珠のアクセサリーや鎧兜を展示して地元をアピールした。
フライトシミュレーターは、お祭り広場と展望デッキを結ぶ「TIATスカイロード」の展望デッキ出入口付近に設置。操縦時にシートが揺れるタイプ(1回300円)が1台、操縦のみのタイプ(1回200円)が3台の計4台が導入された。
本記事では、新たにオープンしたエリアを15枚の写真でまとめた。
19世紀前半の日本橋を半分の大きさで復元した「はねだ日本橋」=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
蒲焼きなど和をテーマとした4階のおこのみ横丁=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
甘味処の浅草梅園=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
あんぱんで有名な銀座木村屋=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
にんべんが手掛ける日本橋だし場=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
4階にオープンしたTIATスカイホール=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
甲冑シェア日本一の薩摩川内市の鎧兜=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
イベントスペースとなるお祭り広場=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
お祭り広場に出展する宇和島市と薩摩川内市のブース=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
スカイロードに展示された羽田に就航する代表的な機材=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
シミュレーターが並ぶスカイロード=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
4台あるシミュレーターのうち、最前列の1台は体感型=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
スカイロードに設置されたシミュレーター=8月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
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